通行管理局の職員として、関所を訪れる通行人の書類を審査し、通行の可否をジャッジしていく…そんな審査シミュレーションに、職権を悪用したセクハラ要素を加えた『帝國の関所番』のプレイレビューです。
武勲を上げながらも僻地に左遷された主人公が、関所番という立場を笠に着て、関所を訪れる人々を「身体検査」の名目でいたぶっていく。お堅い役所仕事の裏で繰り広げられる、背徳的な一作となっています。
基本情報

| 作品名 | 帝國の関所番 |
| 販売日 | 2019年05月21日 |
| サークル | テングステン |
| ジャンル | 審査尋問アドベンチャー |
| 対応OS | Windows |
| 価格 | 1,320円(※セール時は変動) |
| 販売サイト | DLsite、FANZA |
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ゲームの概要
主人公のティルは、かつて統一戦争で武勲を上げ、帝國の勝利に貢献した英雄でした。しかし戦後、軍上層部の意向によって、辺境の「ルビン渓谷」に新設された通行管理局へ一職員として転属を命じられます。実質的な左遷であり、ティル本人もこの仕打ちを快く思ってはいません。

英雄としての誇りを腐らせながら、渓谷の関所で通行人を捌く鬱屈とした日々。だからこそティルは、与えられた「審査」と「身体検査」という職権を、私欲を満たすために悪用していくことになります。

物語に絡む主要人物も個性豊かです。高圧的で出世欲の強い女上司である局長「オリヴィア」、真面目でお堅い性格の同僚の少女「クリシア」、お調子者の軽薄な同僚の青年「リハルト」。それぞれの背景や人となりが丁寧に描かれており、単なるおさわりゲーにとどまらない物語の厚みを感じさせます。
ゲームシステム
ゲームの中心となるのは、通行人が提出した書類の審査です。通行証の発行日や有効期限といった整合性をチェックし、不備があればその点を指摘した上で、通行を許可するか却下するかを判断していきます。仕事を真面目にこなす事で、給料が支払われますが、仕事の進捗が悪いと差し引かれます。


本作の肝は、身体検査という大義名分のもとに行われるセクハラ行為です。おさわり系ゲームのように通行人の身体をクリックし、胸・お尻・性器・口・アナルといった部位を、「やさしく」「はげしく」と強弱を切り替えながら好き放題に触れます。建前は身体検査、実態は職権を悪用した完全なセクハラです。
面白いのは、これがしっかりゲームとして機能している点。通行人の中には本当に武器を隠し持っている者もおり、見つければ没収できます。ゲーム性がそのままエロに直結する、よく練られた作りになっています。

通行人は容姿も性格もランダム生成されるモブが中心で、男女どちらも登場します。また、仕事ぶりが評価されると渓谷から市街地の関所などへ転属していき、ロケーションごとに通行人の傾向もガラリと変化。「次はどんな子が来るか」というガチャ的なワクワク感があり、長く飽きずに遊べます。
エロシーン
本作のエロ要素は、大きく二層構造になっています。
一つは、ランダム生成される通行人モブへの立ち絵おさわり。もう一つが、メインヒロインのオリヴィアやクリシア、そして物語を進めると出会うサブヒロインたちの専用Hシーン。後者は画面いっぱいの一枚絵+差分+テキストで描かれる、見せ場となっています。


おさわりの強弱は相手の反応にも反映され、たとえばアナルを責めると「やさしく」では「んおっ♡」、「はげしく」では「んお゛おぉーっ♡」といった具合に、台詞が露骨に乱れていきます。ゲーム中盤以降は挿入コマンドも解放され、立ち絵に対してアナル・性器どちらにも挿入できるようになります。

ボイスは無く、エロ表現そのものはやや淡白な部類です。ただ、それで抜けないかというと決してそうではなく、「職権を笠に着た身体検査」というシチュエーションが好みに刺さる人なら、十分に満足できるはず。派手な演出ではなく、テキストの乱れっぷりとシチュエーションで魅せるタイプの作品だと言えます。
プレイ評価:4.4
| グラフィック | (4.0) |
| シナリオ | (4.5) |
| ボリューム | (4.6) |
| コスパ | (4.6) |
| 総合評価 | (4.4) |
- ゲームとして純粋に面白い:有名な審査ゲーム「Papers, Please」のオマージュをベースにしており、エロがオマケになりがちな同人ゲームの中では、ゲーム部分の完成度がかなり高い部類です。
- ゲーム性とエロが連動している:通行許可証の内容のチェック、身体検査という建前でのセクハラなど、審査ゲームの仕組みとエロ要素が綺麗に噛み合っています。
- 飽きさせない作り込み:通行人はランダム生成で下着まで一人ひとり異なり、勤務地ごとに客層も変化します。好みの子に出会えるワクワク感が長く続きます。
- キャラ・シナリオが丁寧:クリシアの過去やオリヴィアの執着の理由など、各キャラの背景がしっかり描かれており、その人となりが見えることでエロシーンもより映えます。
- エロ演出はやや淡白:ボイス・アニメーションが無いぶん、エロの派手さを重視する人には物足りなく感じるかもしれません。あくまでシチュエーションで魅せるタイプの作品です。
まとめ
『帝國の関所番』は、通行管理局の職員という立場を悪用し、関所を訪れる人々を身体検査の名目でいたぶり倒す、職権乱用セクハラシミュレーションです。書類審査ゲームとしての面白さと、おさわりエロ要素が両立しており、同人ゲームとしての完成度は非常に高いです。
左遷された英雄という主人公の鬱屈や、それぞれに背景を持つ個性的なキャラクターたちのおかげで、物語としての読み応えがあるのも好印象。ボイスやアニメーションが無いぶんエロ演出は淡白めですが、「職権を盾にしたセクハラ」というシチュエーションがハマる人にとっては、間違いなく抜ける一作です。
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